投資詐欺師として名高い「チャールズ・ポンジ」の名を冠したボードゲーム『ポンジスキーム』で遊ぼう!

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ポンジスキームとは?

ポンジスキームというのは、1910年代に第一次世界大戦が終わり、未だ世界中の金融秩序が乱れている中、チャールズ・ポンジ(Charles Ponzi)が計画した投資詐欺の名称です。

wikipediaより引用:チャールズ・ポンジ 1920年、オフィスにて

ポンジは「高い配当金が得られる投資話がある」と言葉巧みに民衆から出資金を募り、多額の資金を集める事に成功します。出資者には高い配当金を支払う事になっているので、集めた資金から配当金は支払われました。実際に配当金を得ることによって、出資者は「ポンジへの投資は本当に高い配当金が返ってくる」と、出資が成功したものと錯覚させられました。こうして、出資者は次々と増えていき「出資金を集める」→「集めた出資金の一部を配当金として支払う」という「自転車操業」のようなサイクルを繰り返し続けます。やがてポンジの支払い能力は限界に達し、ついには破綻宣言をします。

この間、ポンジはまともな資金運用はしておらず、後の捜査で破綻前提の詐欺だったことが判明します。
ポンジが逮捕されるという結末を迎えたこの詐欺事件は、彼の名前から「ポンジスキーム」と名付けられ、この100年間に何度も相次ぐ事例となります。

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ポンジの詐欺手法をしっかり組み込んだゲームシステム

ゲームをプレイしている様子

ボードゲーム「ポンジスキーム」で遊ぶ時、各プレイヤーは実際のポンジスキームのような「出資金を集める」→「集めた出資金の一部を配当金として支払う」というサイクルを行うことになります。場に並べられた出資金カードには「出資金額」「支払い期限と配当金額」が書かれており、出資金カード得ることで資金を手にすることができますが、同時に恒久的な配当金の支払い義務も負うことになります。

たくさんの種類がある出資金カード

一度獲得した出資金カードはゲーム終了時まで手元に残り続けるので、プレイヤーが支払わなくてはいけない配当金は際限なく増え続けていきます。出資金カードに書かれた出資金額には上限があるので、やがてプレイヤーの支払能力を超えてしまい、配当金が支払えずに破綻してしまう時がやってきます。

プレイヤーの内、誰か一人でも配当金を支払えずに破綻した場合、ゲームは即座に終了します。破綻したプレイヤーを除き、残ったプレイヤーの中で最も勝利点を持っていたプレイヤーが勝利します。

時間ディスクを使って支払期限の管理をします

秘密取引を行って相手プレイヤーを出し抜こう!

勝利点は各プレイヤーが保持している産業タイルの数で計算されます。産業タイルは出資金カードと一緒に入手することができますが、秘密取引により相手プレイヤーと売買することもできます。

産業タイル:同じ種類のものを多く集めると高得点になります

秘密取引の手順は以下の通り

①相手の持っている産業プレートを指定する

②秘密取引用封筒にお金を入れて相手に渡す

③封筒を渡されたプレイヤーには2つの選択肢があります

a.封筒のお金を受け取り自分の産業プレートを相手に渡す
b.封筒に入っていたお金を倍額にして相手に返す、その場合相手の産業タイルを獲得する

資金繰りが困難な状況にあるプレイヤーは、すぐにでもお金が欲しいため、安い金額で産業タイルを売ってくれるかもしれません。しかし、あまりにも安い金額で取引を持ちかけてしまうと、逆に自分の産業タイルを売る羽目になってしまうでしょう。

相手の資金状況や産業タイルの相場を想像しながら、より有利な条件で取引ができるように持ちかけるのがこのゲームのコツです!

秘密取引を行う様子

ゲーム展開が一気に加速する『大暴落』

場には常に9枚の出資金カードが並んでいますが、そのうち赤い熊の描かれた「熊カード」が登場するようになります。熊カードは他のカードと比べて出資金額も高いのですが、その分、支払期日も早く、配当金も高額となっています。

熊の背中が丸まっていることから、相場下落を意味する用語「ベア(熊)」を表しています

場の熊カードがプレイヤー人数以上の枚数になった時、大暴落が発生し、全てのプレイヤーは配当金の支払を2日分行わなければなりません。綿密に計算した支払計画も大暴落によって崩れてしまうかもしれません。多くの場合、大暴落によって破綻するプレイヤーが発生するので、熊カードはこのゲームでとても重要な要素となっています。

まとめ

有名投資詐欺をモチーフにしたボードゲーム「ポンジスキーム」、いかがでしたか?

全員が配当金の支払いでもう破綻寸前なはずなのに、自分だけはまだ余裕があるように見せかけて取引し合うのがとても面白いです! 相手に弱みを見せてしまうとあっという間に産業タイルが買い叩かれてしまうので、大暴落や秘密取引の内容に動じることなく、堂々とゲームに挑んでみましょう!

「実はあの取引の時、1ドルも持ってませんでした!」といったように、誰かが破綻した後の感想戦も盛り上がるので、ぜひ一度遊んでみてください!

ゲーム名 ポンジスキーム(Ponzi Scheme)
作者
メーカー
人数   
 時間
年齢

ポンジスキームが気になる方にオススメのゲーム

アイル オブ スカイ : 族長から王へ

自分で引いたタイルを他プレイヤーに売り付けて、得たお金で他プレイヤーのタイルを購入するというシステムのゲームです。売れ残ったタイルは自分で支払わなくてはいけないので、安価で……しかし他のプレイヤーに買われても利益が出るような値段で……などと値段設定に悩む醍醐味がありますよ!

おかしな遺言

大金持ちの叔父さんが先日亡くなったそうだ。跡取りを決めようと叔父さんの遺書を読んでみると、そこにはこんな遺言が。『いちばん最初に破産した者に跡を譲ろう』こうしてお金を渡されたプレイヤー達による無駄遣いがはじまります! 最初に破産したプレイヤーが勝ちという”おかしな”ゲームです。

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投稿者: asobodo