2015年に発売され、ゾンビゲームの一大ムーブメントを巻き起こした「デッド・オブ・ウィンター」から1年、あのゾンビたちがパワーアップして帰ってきた!
まだ前作の「デッド・オブ・ウィンター」をプレイしていないという方は以下の記事をどうぞ。↓↓
ゾンビとの死闘をくぐり抜け、極寒の冬を生き残れ!「デッド・オブ・ウィンター」
「ゾンビ」それは「生ける死体」として広く知られ、ハロウィンではもっとも人気の仮装の1つですよね。 元はコンゴで信仰されている神「ンザンビ」に由来します。これがコンゴ出身の奴隷たちによって中米・西インド諸島に伝わる過程で「ゾンビ」に変わっていきました。 現行のゾンビ像を決定づけたのは、ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968年)です。 …
「デッド・オブ・ウィンター:ロングナイト」は前作の面白さそのままに、単独でも基本セットとまぜても遊べる独立型の拡張として発売されました。
新たな要素として3つのモジュールが追加され、前作とは違ったスリリングな展開を楽しめます。
そんな「デッド・オブ・ウィンター:ロングナイト」(以下、ロングナイト)を、新要素を中心にたっぷり紹介したいと思います!
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新たに加わった3つのモジュールが物語をさらに劇的に!
「ロングナイト」では【ラクソン製薬】【盗賊のアジト】という2つの新しい施設と、【増設】という要素が追加されました。この3つのモジュールは、プレイヤーが好きなように選んで使うことができます。
これによりプレイする幅がグンと広がり、遊びきれないほどのリプレイ性をもたらしてくれます。
それでは以下に3つのモジュールを見ていきましょう。
ラクソン製薬
超強力!恐るべき実験体!
「ラクソン製薬」の施設からは毎ラウンド〈実験体〉と呼ばれる特殊なゾンビが溢れだしてきます。「ラクソン製薬」から飛び出した〈実験体〉を倒すことは出来ますが、かなり危険なリスクを伴います。
出来れば戦いたくない〈実験体〉は封じ込めることも可能です。方法は実験体カードに書かれた「封印コード」に一致する出目のダイスを2個置くことで封印できます。封印するとプレイヤーの行動は制限されますが、〈実験体〉との戦闘を回避できるのです。
捜索も命がけ!ハイリスクハイリターンな支援カード
「ラクソン製薬」で捜索した職能者は感染判定が必要になります。
12分の1で即死するアレです。
その代わり強力な武器やアイテムが手に入るのは言うまでもありません。
特にカプセル剤というイベントカードが特殊で、使用するならダイスを振って出目に対応する効果を適用します。
この効果がプラスであれば強力なんですが、マイナスであればただのお荷物になってしまう、まさに毒にも薬にもなるイベントカードとなっています。
盗賊
物資を荒らしまくる盗賊の鑑
盗賊は危機カードで指示された施設に配置します。
この盗賊がラウンド中に除去できていなければ、盗賊一体につき1枚の支援カードをアジトに持っていってしまいます。
攻撃のしかたもゾンビと違い感染判定こそありませんが、ダイスを振って4以下の出目を出さないと攻撃が通りません。
また、持っていかれた支援カードを奪うために、盗賊のアジトに移動できますが、ここでもダイスによる判定があり、返り討ちに合う恐れがあります。
追放されて盗賊の頭目に!?
「デッド・オブ・ウィンター」では裏切り者かもしれないプレイヤーを投票によって砦から追放することができます。
この追放ルール、前作では追放の密命カードを引いて勝利条件が変わるだけでしたが、「ロングナイト」では【盗賊の頭目】になることができます。
頭目になると、盗賊の配置を選べたり、アジトにある支援カードを使えるようになります。
頭目をしてみたいばかりに、わざと追放されるようなプレイは控えましょうね。
増設
砦の生活を快適に!
増設により、砦内の生活の質を向上させることができるようになりました。
増設の方法は増設カードに指定されている進行マーカーを配置することで、すぐさま稼働します。
増設はプレイヤーにとって助けになるものばかりなので、手札に余裕のあるときは増設に使ってもいいでしょう。
ではどんなものがあるのか、一部ですが紹介します。
「仮設トイレ」(必要進行度2)
ゴミ廃棄のアクションのとき、追加で2枚廃棄できます。
「見張り台」(必要進行度2)
砦の職能者が武器を装備していれば、各ラウンドの手番に1回未使用のダイスを使って、任意の施設にいるゾンビを感染判定なしで一体倒せます。
「温室」(必要進行度3)
砦に職能者がいるプレイヤーは、各ラウンドに1回未使用のダイスを使って備蓄食料を1つ提供できます。
ここまで紹介した3つのモジュール以外にも「ロングナイト」では新ルールがいくつか追加されています。
同じ入口にいるゾンビ全てが吹き飛ぶ「爆発罠」や医療カードを使わないと治せない「反抗的な無力者」などがあります。
これらの新ルールは「ロングナイト」を遊ぶ際に適用されるルールなので、最初に把握しておくとよいでしょう。
3つの魅力的なモジュール、いかがだったでしょうか? これらのモジュールは組み合わせによって難易度も変わります。
ぜひ色々と試してみてくださいね。
ちなみにオススメのモジュールは、全部入りです!
まずは用意されたシナリオにチャレンジしてみよう!
3つのモジュール全部を使ったゲームがオススメと書きましたが、初プレイで全部入りはちょっとオススメできません。
「ロングナイト」では、あらかじめ各モジュールのルールをプレイしながら覚えられる専用シナリオが用意されています。
「チンパンジーとコード」ではラクソン製薬の、「盗賊襲撃」では盗賊のモジュールをチュートリアル的に進められます。
チュートリアルとは言っても、どちらもかなりシビアに練られたシナリオで、遊びごたえは相当なものになっています。
ぜひチャレンジしてみてください!
人気職能者ランキングTOP5‼︎
「ロングナイト」では職能者の数が20人と若干減りましたが、そのぶん強烈な個性を持ったキャラクターが揃っています。
前作「デッド・オブ・ウィンター」でも紹介したオススメの人気職能者を、今回もランキング形式で紹介したいと思います!
第5位 援護は任せろ!狙撃手「ケヴィン・ジャクスン」
激しい乱打戦になりがちな「ロングナイト」でいきなり長距離砲が使えるケヴィンは頼もしいの一言。ガンガン援護射撃をして仲間の信頼を勝ち取りましょう!
第4位 怪しいのは見た目だけ!講演者「クマール・セン」
砦内の影響力が高いだけで捜索にも期待できないクマールですが、ラウンド中に士気低下を防げるかもしれない能力はなかなかのもの。
ダイス運に自信のある人は使ってみてください!
第3位 謎の女。職業不詳「アニータ・ウォレス」
攻撃特化の黒人女性。特筆すべき能力を持ち合わせているわけではないですが、ゲーム中、運が良ければアニータの過去に触れることができます。
その過去とは……それはゲームをプレイしてのお楽しみです。
第2位 ショートカットこそ正義!女学生「エマ・ハン」
とにかく可愛いエマですが「ロングナイト」では唯一と言っていい捜索に強いキャラクターです。
しかもエマが探しているのは「本」。「デッド・オブ・ウィンター」ではとかく「本」が強く、それは「ロングナイト」になっても変わりません。
エマがパーティーにいるなら図書館をどんどん捜索しましょう!
第1位 「ロングナイト」の動物枠⁉︎実験体112号「ブルー」
今作の動物枠はなんとチンパンジー!
「ラクソン製薬」での捜索が強く、基礎値も高いため戦力としてはズバ抜けて優秀です。
ただし、感染判定に関する能力は持ち合わせていないので気をつけてください。
レディーですので優しく接してあげましょう。
まとめ
「デッド・オブ・ウィンター:ロングナイト」いかがだったでしょうか?
前作と比べるとバトルの要素が際立っているのが分かると思います。
プレイするときは作品世界にのめり込んでアグレッシブに遊んでみてくださいね。
緊張感のある楽しい時間を過ごせますよ。
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ゲーム名 | デッド・オブ・ウィンター:ロングナイト(DEAD OF WINTER:THE LONG NIGHT) |
---|---|
作者 | アイザック・ベガ ジョン・ギルモア |
メーカー | アークライト |
人数 | 2人 3人 4人 5人 |
時間 | 90分 |
年齢 | 14才から |
デッド・オブ・ウィンター:ロングナイトが好きな方にオススメのゲーム
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どちらもプレイヤー全員で協力して謎を解くタイプで、クリアしたときの喜びはひとしおです!
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